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講座の内容

1)医療を取り巻く現状、そして近未来はどうなる?

2)あなたが“実際に働く世の中”はどんな状況にあるか

3)「門前薬局」という仕組みから「在宅」「地域」への回帰

4)過渡期の今、「現状」だけを見て判断するのは危険!

5)薬学生の選ぶ進路の種類と傾向、その未来予測

2)あなたが“実際に働く世の中”はどんな状況にあるか

ホシ 医薬品業界は、他の業界に比べて、国の政策や方針に大変大きな影響を受けます。そして今、まさに業界全体が変革を求められている真っ只中であるということを、まず知っておいてほしいかな。ちなみにこの業界が5年先、10年先にどうなるか、知っているキーワードって何かありますか?

オザワ ええと、まずは高齢化が進んで、医療費がバカにならなくなること。そのために予防医療に舵をきっていこうという大きな流れがありますよね。それから地方の過疎化が問題になっていて、地域に根ざした医療……「地域」もひとつのキーワードになっていると思います。

ホシ そう、まさにその通り。医療費はそのほとんどが社会保障費でまかなわれていて、とある推計データによると、日本の医療費は2015年の時点ですでに40兆円に達しているといわれています。

そして10年後の2025年には、それがさらに膨れ上がって54兆円くらいになるだろうという予測だとか……。このあとの10年で、なんと35%も増えてしまう計算。そのくらいの勢いで医療費が増えている、ということを理解してください。

ちなみに2025年というのは、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれてきた大勢の人たちが、一斉に後期高齢者になるタイミング。医療をめぐる「2025年問題」と呼ばれ、大きな課題とされています。人口の3人に1人が高齢者、という社会がもう目の前まできているわけです。

オザワ なるほど……。

ホシ さらにもうひとつの問題として、生活習慣病の増大があげられます。高齢化に伴って、どれかひとつだけの疾病ではなく、いろいろな病気を複数抱えている人が増えているんです。それらはひとつずつ治療すれば治る……という単純なものではないため、生きている限り、その病気とつきあっていく必要があるということ。そのため長い人生の中で、医療と関わり合いながら生きて行く期間が、これまでよりも長期化しているという状況があります。

こうした社会的な背景から、日本は今、国をあげて「在宅医療」や「予防医療」、そして後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用促進などに取り組もうとしています。つまり病気になったら病院に行って治してもらう、ということではなく、まずは病気にならないよう、予防に取り組むのが第一段階。その次段階として、自宅で継続的な治療が行えるように、システムそのものを作り替えようとしているんですね。国民医療費で最も大きな支出は入院費であるため、それを削減するのも目的のひとつです。

それから、後発医薬品の推進も同じ目的のもとで進められています。今、後発医薬品がどれくらい普及しているか知っている?

オザワ ここ10年くらいで増えた気はしますが……3割くらいですか?

ホシ 実は、最近は使用率が6割を超えてきています。国としては、2020年には8割まで引き上げる方針だそう。新薬は価格が高いため、同じ効能を持つ安価な後発医薬品を使って社会保障費を削減しようとしている、ということですね。そして、こうした方針を実施するにあたり、薬局、そして薬剤師に求められる役割が大きく変わってきているんです。

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「門前薬局」という仕組みから「在宅」「地域」への回帰