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講座の内容

1)医療を取り巻く現状、そして近未来はどうなる?

2)あなたが“実際に働く世の中”はどんな状況にあるか

3)「門前薬局」という仕組みから「在宅」「地域」への回帰

4)過渡期の今、「現状」だけを見て判断するのは危険!

5)薬学生の選ぶ進路の種類と傾向、その未来予測

5)薬学生の選ぶ進路の種類と傾向、その未来予測

オザワ そもそも、薬学生にとって定番の就職先にはどういうものがあるんですか?

ホシ 薬学生の半数が志望するのは、病院だといわれています。「薬剤師になるなら、病院に行く」という進路を考えている学生さんが多いですね。そして次が薬局ですが、大半の学生は、薬局は新卒ではなくてもいい、転職しようと思えばいつでもできる、と思っているようです。

でも多くの薬学生が病院薬剤師を目指すにも関わらず、実際に医療機関に勤めている薬剤師の割合は、全体の2割以下なんです。

オザワ そうなんですか。

ホシ 病院は薬局薬剤師に比べると給与も安いし、かつとても忙しい傾向があるんですよね。だから、しっかりとした覚悟を持っていない人は続かない。

ただし、病院で少しでも経験を積んだ方がいろいろと学べる、という一面も確かにあるので難しいところです。でも、「薬剤師になるんだから病院でしょ?」というなんとなくの思い込みだけで就職し、結果的に自分の働き方やスタイルに合わないことが原因で辞めてしまう、というよくあるパターンは本当にもったいないし、自分の時間のロスでしかないです。忙しいとは思うけど、なるべく早くから自分のキャリアについて考えて、自分の好きなこと、譲れないこと、どんな場所なら辛くても頑張れるか? などを基準にした仕事選びをした方がいいのではないかと思います。

オザワ それに、病院にしても薬局にしても、その環境や求められることはどんどん変わっていきますよね。

ホシ そう。例えば薬局では、在宅医療を推進する方針によって「かかりつけ薬剤師」というキーワードが出てきました。そうした人材としてきちんと認められるためには、一定の条件を満たさなければならないんです。例えば薬局勤務経験が3年必要であるとか、同一の保険薬局に週32時間以上は勤務しなければならない、とか……。誰でも、いつでも転職して薬局の「かかりつけ薬剤師」になれるわけではありません。

だからこそ20代のうちは、「どこで働くか」よりも、「どんな仕事に取り組み、どういうスキルを身につけるのか」がとても重要なんです。例えば今、在宅医療に取り組みたいと思っているのに、毎日ひたすら処方箋に忠実に仕事をこなしていく……という大きい門前薬局のような環境に飛び込むのは、やっぱり遠回りだと思うんですよね。

オザワ 他にも、例えばMRなどを目指す人も多いんですか? 

ホシ MRや開発職などを含め、製薬メーカーに就職を希望する薬学生は全体の2割くらいですね。どうしても、薬学の専門知識を活かす場ではないというイメージが根強いようです。

オザワ MRは、大変だというウワサをよく聞きます。接待とか。

ホシ 実は、もう接待は業界内で禁止されているんですよ。仕組みはいろいろと変わってきつつあるんです。そして今、製薬メーカーはとても大変な状況にあります。製薬メーカーの役割は新薬を開発して世に送り出すことですが、そもそもが大量の資金を投入して薬を開発し、20年に一度それが実るかどうか……という世界。医療技術が高度になるにつれ、新薬が上市できる確率はどんどん低くなっています。つまり開発の難易度が高度化しているため、これから先、画期的な新薬を作るのは難しいといわれているわけです。例えば風邪薬とか胃薬とかは、もう新しいものが出なくても十分間に合っているとも考えられますよね?

オザワ 確かにそうですよね。

ホシ 一部のメーカーは、遺伝子治療やバイオ医薬品などのハイレベルな領域に特化し、研究開発費が分散しないような戦略をとりはじめています。そのなかで、近年増えてきたのが開発プロセスの一部をアウトソーシングすること。つまり、臨床試験の部分を外部企業に委託することで、開発費のコストカットを図るようになっているんです。そして、その受け皿となっているのがCROです。

オザワ では、薬学生がCROでキャリアを積んでいくという選択肢もアリだということですか?

ホシ そうです。ただしCROといってもさまざまな特徴を持った会社があります。単なるメーカーの下請けで臨床試験を行なっている会社と、例えばグローバル治験のノウハウを持っているなど、開発の主導権を握れる力を持った会社では、積めるキャリアが全く異なりますので、注意は必要です。

オザワ どの就職先を選ぶにしても、きちんと考えて、見極めていかなければダメだということですよね。

ホシ その通り。まずは社会的な流れや今後の予測なども把握したうえで、今後自分はどんな薬剤師になりたいのか、どんなキャリアを積みたいのかを考えることです。そして、どういうところに行けばその希望が叶うのかをじっくり考えながら、就職活動をしていって欲しいと思いますね。

タレントゲートの「就活スタートアップ講座」では、こうした情報をふまえたうえで、さらにもう一歩、踏み込んだ内容のプログラムをお届けしています。「もっと理解を深めたい!」という薬学生のみなさん、ぜひ実際の講座でお会いしましょう。

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過渡期の今、「現状」だけを見て判断するのは危険!