患者さんに寄り添って、さまざまな形で提供される在宅医療。その現場への理解を深める講座やインタビューを引き続き実施中

こんにちは。10月も終わりに近づき、今年もあとわずかになってきましたね。タレントゲート運営事務局では先月から引き続き、寄付講座の開催や、クリニック・薬局に対するインタビュー記事の制作など、在宅医療に対する理解を深めてもらうための情報発信を行なっています。今回はその内容を一部ご紹介します。

「在宅医療」をテーマに、第2回の寄付講座を開催

9月に「かかりつけ薬剤師」というテーマで第1回を開催した、タレントゲートの寄付講座。今月10月15日(土)に、2回目を実施しました。今回のテーマは「在宅医療」です。

今回の講師は、地域に根ざし在宅医療への取り組みを続けてきた薬局の管理薬剤師さん。これまでの豊富な経験をふまえて、さまざまなトピックスをお話いただきました。
このテーマに興味をもって集ってくれた薬学生のなかには、「在宅の薬剤師になりたい!」という人もいれば、「まだキャリアに迷っている」という人もいましたが、実際に現場の第一線で活躍している薬剤師さんのエピソードに触れ、それぞれ何かを持ち帰ってくれたようです。

参加してくれた薬学生の声

・「最前線で在宅に取り組んでいる人がどんなことを考えているのか、ここまで近くで詳しく聞ける機会はなかなかない。満足できた」
・「やり方によっては、ここまで薬剤師が踏み込めるのか、という驚きあった」
在宅医療へより強い関心を持つ薬学生が増えているようで、「在宅同行のインターンシップに参加してみたい」という声がただ患者さんのところに薬を持っていく……というだけではなく、在宅の現場で薬剤師さんたちがどのように患者さんと向き合っているのか、それがしっかり体感できる機会を作れるよう、タレントゲートでも今後検討していきたいと考えています。

「在宅医療」の多様な形――その役割の違いを、取材を通して実感

さまざまな病院やクリニック、薬局にインタビューを重ねるうち、患者さんの状態や疾患に応じて、在宅医療にも多様な形があることを実感するようになりました。その形態によって薬剤師に求められていることや、提供できるサービスに違いが出てきます。
大まかに見ていくと、「在宅医療」には2つの種類があります。一つは、慢性疾患の患者さんを対象にした在宅医療。病院のように一定の環境が整わない中で、患者さんに適した管理をどのように実現するかという点で、薬剤師にもさまざまなスキルが求められます。

そしてもう一つが、終末期医療の緩和ケア、つまり「看取り」を含む在宅医療です。
慢性疾患の在宅医療に対応できる薬局の数もまだそれほど多くはないですが、終末期医療に取り組んでいる薬局はさらにわずか。現状ではごく一部の薬局に依頼が集中してしまい、すべての要望に対応しきれていないこともあるようです。
終末期医療に対応するためには、薬剤師にもそれなりのキャリアやスキルが求められます。またそれを必要とする患者さんは、今後間違いなく増えていくのです。そこで私たちは、今ニーズが高まっている緩和ケアや看取りについて、これまで地道に取り組んできた薬剤師の方を講師に迎える寄付講座などを企画しています。具体的な開催が決まりましたら、マイページでお知らせします!

「1社しか応募しない」薬学生が、気づかずに選んでいるリスクとは

時期的に、そろそろ働きたい薬局を決めよう……と考えている学生さんもいるかもしれません。ところでみなさんは、何社くらいに応募しようと考えているでしょうか?
ある調査によれば、薬局志望の薬学生が応募するのは、なんとほとんど1社のみ、なのだそうです。確かに今、薬局やドラッグストアはどこも人手不足……1社に応募すれば、そこに入れてしまう、という状況もあるのでしょう。
しかしそれで本当に大丈夫? と、一度立ち止まってみてほしいのです。
日本には現在、57,000店もの薬局があるといわれています。その中から「なんとなく」選んだ場所で、キャリアをスタートさせてしまうのはとてもリスクが高いもの。大切なのは、悩み迷いながらも自分の意志で「ここで働こう」と選ぶことです。
その理由はなぜか……? ウェブマガジンのコラムで詳しい解説を掲載しましたので、自分の道を簡単に決めてしまう前に、一度目を通してみてくださいね。

まとめ

タレントゲートのウェブマガジンでは、上記でご紹介した以外にも、さまざまな薬局、クリニックのインタビューをはじめ、実習コンテンツやキャリアに関する記事を配信中です。ぜひ参考にしていただき、自分の将来について考えるきっかけにしてもらえたら幸いです。