タンレントゲートの会員さんの添削や面接対策をしていると、よく陥ってしまっているパターンがあります。それは、企業や病院の特徴で魅力的なところばかり書いたり話したりしていて、自分の価値観を伝えていないというパターンです。
一見、良さそうに感じる方もいるかもしれませんが、一体何が良くないのでしょうか?その理由は、採用担当者が知りたい大切なポイントが分からないからです。
採用担当者は、志望動機から「採用する側の企業や病院の価値観(大切にしていること)と、志望者であるあなたの価値観が一致しているかどうか?」を確かめたいと考えています。
せっかく時間とお金をかけて採用するのですから、採用担当者は長く活躍し続けてくれる人が欲しいと考えており、価値観が一致している人はそのような人材である可能性が高いからです。
では、採用担当者に、企業や病院の価値観とあなたの価値観が一致していることが伝わるにはどうすれば良いのでしょうか?
基本的には、志望動機は以下の3つのポイントを押さえていることが大切です。
① その企業や薬局でなければいけない理由
② ①のその企業や薬局固有な特徴が自分にとって良い理由
③ ②を裏付ける経験
これら3つのポイントを押さえていると、数ある企業や病院の中で“特に”その企業や病院とあなたの価値観に一致しており「入りたいと強く想う」理由が伝わります。
それでは、各項目でどのような内容を書くと良いかご説明します。
① その企業や薬局を志望する理由(企業や薬局の固有の特徴)
例えば、その企業や病院の「理念」「文化」「社風」「得意領域」「事業目標」など、なるべく簡単には変わらない、その企業や病院の軸となるような部分を書くと良いでしょう。
よく「説明会や実習などでお会いした方が魅力的だった」という理由あるのですが、この場合は、その方から見える文化や社風などと結びつけて書来ましょう。
お会いした方の固有の特徴ではなく、企業や病院の特徴として記載することが大切です。
② ①のその企業や薬局に固有な特徴が自分にとって良い理由
ここでは「①その企業や薬局を志望する理由(企業や薬局の固有の特徴)」で挙げた、「その企業や薬局の固有の特徴」が自分にとって魅力的に映る理由を、「自分の価値(大切なこと)」と絡めて端的に書くことが大切です。
例えば「地域密着の仕事をして身近な人を笑顔にしたい」「特定の分野の専門性を高めたい」「世界に対して影響力のある仕事をしたい」「〇〇の患者さんを助けるために〇〇の新薬開発に関わりたい」など、あなたの価値観を記載しましょう。
③ ②を裏付ける経験
「②①のその企業や薬局に固有な特徴が自分にとって良い理由」で記載した、あなたの価値観について、あなたがその価値観を持つに至ったきっかけとなる経験を書きましょう。
経験は事実なので②で記載した「あなたの価値観」について本当にあなたがそう思っているのか?採用担当者が確かめるための根拠となります。
例えば、実習の経験、大学生活での経験、身近な人に対する経験など「なぜあなたが②に書いたことを大切に思うようになったのか」を説明できる経験を書いてみてください。
採用担当者は志望動機で「企業や病院の価値観とあなたの価値観が一致しているかどうか」を特に重要視しています。上記のポイントを踏まえて、志望動機を見直してみてはいかがでしょうか?
タレントゲートでは添削サービスや個人面談で面接対策も可能です。ぜひ活用してみて下さいね。