国家試験対策コラム 第9回(全12回)−卒業試験と模試について−
いよいよ10月に突入し、各大学とも卒業試験の時期になってきました。
今回はそのスケジューリングや、模試との向き合い方について紹介していきます。
卒業試験について

各大学とも卒業試験の編成や内容についてはそれぞれ異なります。
そのため、対策の方法もそれに応じたものが必要となります。

1. 大学教授が作成するオリジナル問題
⇒これまでの定期試験などの、教授陣が持っている癖の把握が必要です。例えばよく用いられる図や選択肢などです。

2. 過去問ベースの問題
⇒覚えようとするのではなく、レベルの把握が重要です。難易度としては、第97回と第101回は優しい素直な問題が多く、第100回は最難関です。それ以外はそれなりの難易度を維持しています。

3. オリジナル問題+過去問の混成問題
⇒1.2.の対策を並行させる必要があります。

多くの場合、卒業試験は複数回設けられていたり、模試にウェイトが設定されて65%以上取れたら卒業試験へ加点されたりするケースが多いです。この加点を取るために勉強を続けますが、準備が間に合わず精神的に不安を抱える方もいます。

・・・しかし!

本来の目的は卒業試験と国家試験の合格なので、加点を得ることが目的ではありません。

あくまで最終目的地に意識を定めて対策をしていく中で、「付加価値として加点が取れたら良いな」くらいの心構えでも十分かと思います。(もちろんそれぞれ価値観もあるでしょうし、そう思わない人もいるため一概には言えませんが・・・)

模試について

国家試験対策の一環として、各予備校が設けている統一模試があります。
その模試の重要な点はこの二つです。

・自分の位置を把握すること
・知識や思考回路を再確認すること

また、模試は非常に重要な機会で、時間の使い方を試す場でもあります。

国家試験には90分から150分ほどの1コマの時間があります。自分なりの時間の使い方を練習していかないと本番で焦ってしまうことに繋がるので、マークの仕方や時間についても十分に考えていきましょう。

点数としては、やはり200点を超えることが一つの指標となりますが、200点を超えられない状況が続いたとしても悲観する必要はありません。

私の知っている人は、国家試験の直前期である2月の模試でさえ55%程度しか取れませんでした。
しかし、国家試験本番では70%を越えて合格をしています。

合格できた要因の1つに基礎力の底上げがあります。
前回お伝えしたように、必須問題の90問(90点)は大きなウェイトを占めています。

これを対策していくということは、家を建てることで言えば地盤を固める作業になります。必須問題の対策をしっかり行うことで90点をより確実に取れるようになりますし、必須問題と実践問題をしっかり取る方が、難しい理論問題で高得点を取るより戦略的には対策しやすいと考えられます。

もちろん、勉強を深めていくと理論問題の対策にも繋がり、国家試験合格へ前進していくことも事実です。

必須問題の対策としては・・・

1. 青本の黒字・赤字、周辺事項を押さえていく
2. 過去問の必須問題を押さえていく
3. 簡単な用語や定義を、自分なりにテストしてみる

必須問題対策などで基礎を固められたら、徐々に応用へとステップアップしていくことができます。

模試の受け方

模試は知識や思考回路の確認の機会になります。問題を解いている際に、是非やっていただきたいことがあります。

・問題を見たり選択肢を確認したりしながら、自分が知っていることを実際に単語だけでいいので問題用紙に記載しましょう(もちろん時間が必要なので見直しの時に)
⇒人は、自分の知らないことを新たにインプットすることには時間が掛かりますが、関連事項であればインプットしやすいのです

・知っていることだけでなく、関連事項の用語についても考えて記載してみましょう
⇒科目横断的な思考回路の確認に繋がります

・どのくらいの時間が余るか、もしくは足りないかを確認する
⇒今後の模試における時間の使い方を試行錯誤する材料へ繋がります

模試をなるべく有効に活用していけるように、参考にしてみてください。

まとめ

ここからの時期は卒業試験や模試、それと並行する形で人によっては就職活動などもあると思います。個人の価値観に合わせて、ウェイトを調節しながらそれぞれにおいて効率的に時間を使えるように考えましょう。

大切なことは
「どこを目指すか」
「目的をどこにおくか」
です!

卒業試験においても、国家試験においても、逆算して今やるべきことへ向かって着実に進んでいきましょう。

<執筆者プロフィール>
滝本大輔(Daisuke Takimoto)
薬剤師歴4年/国家試験・定期テスト指導歴9年
大手チェーン薬局に現役薬剤師として勤務しながら、個人の性格や理解に合わせた超オーダーメイドの学習指導を行っている。現在は心理学を応用した指導方法に注力しており、学習だけではない細やかな気配りや人柄も人気である。

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