薬学部6年生のための
国試にちょっと役立つコラム

第3回
「国試?それより今は卒論!」と言われた薬学生の苦悩  

 「国試へのウォーミングアップ」第3回は勉強と卒論の微妙なカンケイについてです。

 皆さん、卒研・卒論は進んでいますか? 研究の終了時期は大学ごとに、特に国立と私立で大きく差があるようですが、ひとまず8月いっぱいで終わりという方も多いのではないでしょうか。

 「最低限、夏までは卒研・卒論に集中!」と言われても国試、気になるものは気になりますよね。模試やテストをやれば、夏から始めて間に合うか? と不安にもなります。卒研も卒論もはっきり言ってさっさと終わらせたい、許されるならやりたくない……なんて。病院志望などでまだ就活が終わっていないとなおさら焦ってしまいます。

 うまい両立の方法ないかなーという方、こんな時こそマメな報告ですよ。「今日はこの実験を進めます(ました)」、「卒論のこの部分を書いたので添削お願いします」と出来るだけ細かく。大切なのは先生から見て学生の進捗度がわかること。実際に時間をかけているかより、進捗がはっきりしている学生のほうが安心です。成果に不安があれば手助けもできますから。

 反対に、先生と上手くいかない学生は決まって報告不足ですね。何日も音沙汰無しで、やっと報告に来たかと思えば「卒研終わりにします」「研究いつまでやればいいですか?」。これでは「誰が終わりにしていいと言った!」と先生がブチ切れるのも時間の問題ですよね。

 先生も学生をいじめたいわけではありませんし、特に私立であれば国試合格率は捨てられませんから、きちんとコミュニケーションさえとれれば無駄に叱られることもありません。複数のことを上手くやりたい時ほど報告、連絡を大切にしてくださいね。うまく立ち回って両立しましょう。

 あ、もちろん進学希望の方は死ぬ気で卒研やってくださいね。また、運悪く教育心の全く無いボスの下についている方も頑張るしかないかもしれません。

 それでは今回はこのへんで。

【ライターProfile】

 博士課程在籍中の薬剤師ライター。専攻は有機化学。でも実験より実験器具作る方が好き。かろうじてドラッグストアの薬剤師経験もアリです。

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第3回 「国試?それより今は卒論!」と言われた薬学生の苦悩 

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